第12回 建築祭

 

土日の2日間はJIA長野県クラブ主催による第12回建築祭でした。 今回の文化講演会の講師、そして長野県学生卒業設計コンク-ルの 審査委員長は中山英之氏。40代のトップランナ-建築家。 時折見せる笑顔と物腰柔らかいお人柄が印象的で、解説された作品、 講演中の会場内もそんな空気が漂っているような感じで、分かりやすい 講演でしたが、固定観念にとらわれない柔軟は発想や感性など、 自分には持ち合わせていないようなものばかりで、刺激とショックに 似たようなものを受けつつ、その後の懇親会へ。 お酒を酌み交わしながら、大先輩会員の方に「トップランナ-も必要 だけど、先人達がつくってきたものや積み重ねてきたものを、更にまた 積み重ねていくような存在も必要なんだよ。」というお話しを聞き、 この地域に根を張り、遠回りしながらも一歩一歩進んでいく、それが 自分にとっての近道と、改めて思うのでした。

 

懇親会後も中山さんを囲んで、二次会、三次会と深夜まで続き、 そして翌日は朝9時から学生卒業設計コンク-ル。 今年も刺激的で濃密な2日間でした。