飛騨の匠のまち

一昨日は建築士大北支部の研修で、飛騨高山・古川へ。

高山では飛騨の匠の優れた技が凝縮する民家、吉島家住宅と日下部民藝館を見学。 吉島家住宅は土間の吹抜けの立体格子の小屋組みがとても美しい。 これまでにも数回訪れているが、幾度となく足を運びたい民家です。

日下部民藝館も豪快な梁組が見どころですが、今回は紅葉の季節ということもあり、 彩りの中庭が内部に取り込まれたような、内外が繋がる空間がとても印象に残りました。

古川では、瀬戸川と白壁土蔵街や古い町並みなどを巡る。 軒下の肘木に彫刻「雲」が施された建物が多くあり、これは古川の大工の誇りのシンボルで、 自分が建てた建物には同じ紋様をつけ、現在、雲の形は約170種類あるとのこと。 飛騨の匠の息づくまちは、文化としてまちを考える、そこに暮すひと達の高い意識を感じます。