第12回 建築祭

 

土日の2日間はJIA長野県クラブ主催による第12回建築祭でした。 今回の文化講演会の講師、そして長野県学生卒業設計コンク-ルの 審査委員長は中山英之氏。40代のトップランナ-建築家。 時折見せる笑顔と物腰柔らかいお人柄が印象的で、解説された作品、 講演中の会場内もそんな空気が漂っているような感じで、分かりやすい 講演でしたが、固定観念にとらわれない柔軟は発想や感性など、 自分には持ち合わせていないようなものばかりで、刺激とショックに 似たようなものを受けつつ、その後の懇親会へ。 お酒を酌み交わしながら、大先輩会員の方に「トップランナ-も必要 だけど、先人達がつくってきたものや積み重ねてきたものを、更にまた 積み重ねていくような存在も必要なんだよ。」というお話しを聞き、 この地域に根を張り、遠回りしながらも一歩一歩進んでいく、それが 自分にとっての近道と、改めて思うのでした。

 

懇親会後も中山さんを囲んで、二次会、三次会と深夜まで続き、 そして翌日は朝9時から学生卒業設計コンク-ル。 今年も刺激的で濃密な2日間でした。

空き家も資源!まちの資源見学会

まち歩きをしながら大町市街地の空き家見学会。 地元の建築士として案内サポ-ト役で参加をしました。 新たな出会い、気づき、発見もあり、 まちの資源として実際の空き家を見学し、活用等を考えることは、 まちづくりであることを改めて実感。 開催にあたり、現存する空き家の調査や把握、見学の交渉等、 地元住民の皆さんの力が欠かせないものでした。 自分が住むまちについて精通していることや情報量の豊富さ等には敬服です。 頭が下がります。 今後、まちや空き資源のポテンシャルや可能性を見出すことが期待できそう、 そう感じた見学会でした。

集う家 プレゼンテ-ション

計画案のプレゼンテ-ションをさせていただきました。 敷地は南に遠く松本平が望め、西は田圃が広がる安曇野、 そしてその背後に北アルプスの山並みが望める、 平地でありながら絶好のロケ-ション。 西側に大きく開いた、開放的な家を提案。 山々を眺めながら、開放感あふれるなかで、 食、そして音楽鑑賞などの趣味を愉しめる家の実現に向けて進めていきます。